履歴書不要の求人は知識や経験不問の仕事に多い
工場スタッフの募集では、時々「履歴書不要」と書かれた求人が出ることがあります。それを見て、不審に思った人もいるでしょう。実は履歴書不要の求人は、それほど珍しい訳ではなく、例えばイベントスタッフやチラシ配布といった単発の仕事で、よく見かけます。工場の求人では、仕分けや梱包など、特別な経験や知識を必要としない職種で目立ちますね。
それ以外の大多数の求人情報では、履歴書を必要としていますが、これは労働者名簿の作成に使うためです。日雇いの仕事を除き、法律上、雇用者には労働者名簿の作成が義務付けられています。労働者名簿には被雇用者の氏名や生年月日、住所などの情報が記載されますが、その多くが履歴書の記入事項と重なるからです。ただ労働者名簿は、必ずしも履歴書を基に作成する必要はありません。例えば雇用者側が用意したフォーマットに、必要な情報を記入してもらう方法もあるでしょう。
念のため履歴書を用意しておくと安心
履歴書不要の求人を出す雇用者の狙いは、応募のハードルを下げることで、より多くの応募者を獲得する点にあります。求職者の側も書類作成の時間や手間が省けるので、気軽に応募できる訳です。ただ応募時には不要でも、採用選考の過程で履歴書の提出を求められたり、会社が独自に用意したエントリーシートなどの書類に履歴書と同じ情報の記載を書かされることがあるかもしれません。
それらの情報の中には、学校の卒業年度や前の職場での異動年月など、その場で聞かれても正確に回答できない事柄もあるでしょう。いざと言う時に慌てないためにも、事前に履歴書を作成しておくか、少なくとも履歴書の記載事項くらいは確認しておいた方が安心です。
愛知の寮の求人を選んだ場合、寮はあくまでもその会社の持ち物であるため、そこでの仕事をやめれば住む場所も同時に無くすこととなります。